調剤だけでなく、注射薬や抗がん剤調製、病棟での服薬指導など幅広い業務を経験しています。 患者さんの状態を直接確認し、医師への提案までできることが病院薬剤師の魅力。薬を渡したその先まで関わることを大切にしています。
寺本 里那
RINA TERAMOTO
薬剤師
PROFILE
2023年4月に新卒で入職し、現在4年目です。学生時代には実務実習で約3か月間この病院を経験しました。現在は調剤、注射薬、抗がん剤調製、病棟での服薬指導など幅広い業務に携わっています。患者さんの状態を見ながら、薬剤師として治療に直接関われることにやりがいを感じています。
実習で知った、患者さんのそばで働く薬剤師
学生時代の実務実習をこの病院で経験したことが、入職を決めた大きなきっかけです。
約3か月間の実習を通して、薬剤部の雰囲気や実際の仕事内容を知ることができていたので、入職後も大きなギャップはありませんでした。地元で働きたいという思いもあり、ここで病院薬剤師として働くことを選びました。
病院薬剤師の仕事は、調剤室の中だけではありません。病棟へ行って患者さんに薬の説明をしたり、副作用や体調の変化を確認したり、その内容を踏まえて医師と相談したりする機会があります。
医師とも病棟で直接話すことが多く、薬剤師から提案しやすい環境です。
患者さんと直接関わりながら、治療そのものにも薬剤師として参加できる。それが、実際に働いて改めて感じている病院薬剤師の魅力です。
薬を渡した、その後まで見られる
病院では、調剤だけではなく、注射薬や抗がん剤の調製、病棟での服薬指導など、さまざまな業務を経験できます。
特にやりがいを感じるのは、患者さんの状態を自分で確認し、その情報をもとに医師へ提案できたときです。薬剤師としての気づきが実際の治療につながると、自分の専門性を生かせたと感じます。
小児科病棟を担当したときには、薬をなかなか飲めない子どもがいました。お母さんや本人と一緒に、どうすれば飲めるかを考えながら説明しました。
その後、薬を飲めるようになり、ご家族から感謝のお手紙をいただいたことがあります。
薬局で薬を渡して終わるのではなく、その後患者さんがどうなったのかまで見られる。そこに、病院薬剤師ならではのやりがいを感じています。
若手でも声を出せる。興味を専門性に変えていく
入職したばかりの頃、特に難しいと感じたのが抗がん剤の調製でした。大学で勉強していても、実際の業務となるとわからないことが多くあります。
最初は先輩薬剤師についてもらい、注意するポイントを一つずつ確認しながら覚えていきました。わからないことを質問しやすく、経験のある先輩に相談できる環境があります。
薬剤部では毎週、業務改善について話し合うカンファレンスも行っています。調剤、注射、抗がん剤など、それぞれの担当業務について「こうした方がいいのでは」と、若手でも意見を出すことができます。
専門的な資格や経験を持つ先輩もいるため、自分が興味を持った分野について相談することもできます。
幅広い仕事を経験しながら、自分が深めたい分野を見つけ、少しずつ専門性を高めていきたいと思っています。